Real UNIX MAGAZINE Day

「私のプログラム書法」 和田先生

  • 例題をSchemeでバリバリ解いていく講演。すげー楽しかった
  • ある数からある数までの整数を列記して、含まれる0の数を数え上げる問題
    • Rubyでto_sして数えりゃいいじゃんって思ったオレは明らかに負け組
    • 0が出現するパターンの周期性に着目
    • ifをいかに減らすか
      • ダイクストラはgotoは悪だと言ったが、同じようにifも悪
      • 条件分岐をminに先送り→バイナリ関係で有名なminの求め方→最終的にはマシン語1命令のフラグ判定に。これだとコードは分岐しない
    • ある数からある数までの範囲を一生懸命考えるんじゃなくて、それぞれの0の数を全部数え上げて差を取ればok。log nオーダーなので
  • 正多面体を描画する問題
    • こういうのSICPでさんざんやったなあと思いながら聞いてた
    • 五角形の黄金比を活用。超カコイイ
    • 計算を保留したい部分を実数の虚数部に押し込めるのはちょっとやりすぎだと思った
    • 正四面体だと60度の回転とかほしくなるけど実は不要。正四面体は正六面体に含まれている
  • エレガントなのは考え方のほうで、SchemeのコードはSICPライクなスタイルで読みやすかった。というか、エレガントな考え方をそのまま書き下せるSchemeスゲー
    • ただ、イベントの性格上、ほとんどの参加者がCプログラマだったみたい
    • 和田先生の講演でSchemeに興味を持った方はぜひこちら
  • HaskellSmalltalkは使いこなせるまでにいろいろ覚えなきゃならないんで大変。いわばドイツ語
  • SICPにサインをいただきました


「ソフトウェア・コミュニティに関する考察―Immaterial Laborの視点から」SRA岸田さん

LT

  • slコマンドの話
  • カーネルとアプリ、ソフトとハードは仲良くしよう
  • 竹迫さんオールドタイプにも大受
  • 半田さんどれだけEmacs好きなんだ、という
  • ソフトウェア無線たのしそうだけどデータ量がハンパない
  • Luaにはあんまり魅力は感じなかったけど、一部で話題のPEG(Parsing Expression Grammars)が使えるLpegってのはよいかも
  • DSPLinuxをムリムリ移植。「Linuxの悪口言っていいですか」
  • 掃除ロボットの開発キットの話
  • 首藤さんの話の続き(なぜスタックポインタがずれるのか)がすごく気になる
    • バイナリ書き換えたコードで実運用て…
  • 増井さんの趣味のお話
  • 山口先生本音言い過ぎ

懇親会

  • 知り合いが少なくてアウェー状態
  • 和田先生は遅延評価をはじめて知ったときに関数型プログラミングすごいと思ったとのこと。あと大学でSICPの4章と5章の講義をされているそうです。さすがにこのあたりは難しいらしい
  • 竹迫さんにShibuya.jsで盛り上がってた話を教えてもらった。scriptタグの中身を好きな言語で書けるようになるみたいなデモをjQueryの人がしたらしい